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健康管理センター
神奈川県厚生農業協同組合連合会
相模原協同病院
〒252-5188
神奈川県相模原市緑区橋本2-8-18
Tel: 042-772-4291
Fax: 042-771-6709

緩和ケア科

小池 拓也
【診療責任者】
部長
小池 拓也

緩和ケアとは:WHOの定義(2002年)

緩和ケアとは、生命を脅かす疾患による問題に直面している患者さんとそのご家族に対して、疾患の早期より痛み、身体的問題、心理社会的問題、スピリチュアルな問題に関 してきちんとした評価をおこない、それが障害とならないように予防したり対処したりすることで、クオリティー・オブ・ライフ(生活の質・生命の質)を改善するためのアプ ローチである。

緩和ケアチームは入院されている患者さんを対象に緩和ケア医、緩和ケア認定看護師、薬剤師、ソーシャルワーカーでチームを組んで活動しております。緩和ケアをご希望の方は、担当の医師あるいは看護師にご相談下さい。
緩和ケア外来は完全予約制で診療させて頂いております。受診ご希望の方は担当医師にご相談下さい。
当院初診で緩和ケアをご希望の方は、下記をご参照ください。

緩和ケア病棟理念

患者さん・ご家族の一人ひとりの気持ちを尊重し、あなたらしく生きることを支えます。

緩和ケア病棟基本方針

  1. からだと心の痛みの緩和に努めます。
  2. 患者さんの意思・価値観・信念を尊重し「その人らしく」過ごせるように支援します。
  3. 治療方針については、患者さんとご家族も交えてスタッフが十分に話し合いを行った上で決定します。
  4. 多職種によるチームアプローチを重視し、最善のケアの実現に努めます。
  5. 他の医療機関との連携を図り、症状が落ち着けば在宅医療への退院支援を積極的に推進します。

入退院

入院は、患者さん・ご家族の当緩和ケア病棟に対する理解と納得を確認した上で、入退棟判定会議で倫理的・かつ公正な審査をおこない、入院を決定します。
苦痛症状が緩和され症状が安定した場合、在宅療養または他医療機関への転院を検討します。

対象

抗がん治療の適応がない、あるいは希望しない方でがんに伴う苦痛症状が激しい方

緩和ケア病棟で必要な費用

医療費の他にかかる費用として、食費、個室の差額ベッド代(個室のみ 8,400円)、衣類のリース代などがあります。

設備

部屋は、個室6部屋、2床部屋1室、4床部屋1室の計12床です。
催し物などを行う談話室、ご家族で使える家族控室、ご家庭の味を作ることのできるミニキッチンなどがあります。

緩和ケア病棟で行う治療について

  1. 苦痛緩和のための治療として、鎮痛薬(医療用麻薬を含む)を代表とする薬剤の使用を中心に行ないます。
  2. 症状緩和を目的とした放射線治療、輸血や輸液などは十分にスタッフ間で検討し、患者さん・ご家族と相談させていただきます。
  3. 在宅療養を望まれる場合には、利用できる社会資源・在宅療養のための環境調整を行います。

緩和ケア病棟では行わない治療について

  1. 下記については行いません。がんの自然経過については見守る立場をとらせていただきます。急変時であっても蘇生術は行いません。入院時に蘇生処置に対する同意を確認 させていただきます。
    • 化学療法などのがんを治すための治療
    • 心機能・血圧維持を目的とした薬物投与
    • 気管内挿管、気管切開などによる気道確保、人工呼吸器管理
    • 心肺蘇生(心臓マッサージ、電気的除細動、心臓治療薬の投与)
  2. 代替療法の中で、点滴治療などの医療行為を必要とするもの(例:免疫療法など)は病棟内で行うことができません。

注意事項

  • 当院は「神奈川県公共的施設における受動喫煙防止条例」で敷地内禁煙が定められています。抵触した場合は過料が科されます。また酸素の設備の関係上火災・爆発などの 危険がありますのでご理解をお願いいたします。守っていただけない場合は退棟していただきます。
  • 設備の関係上、人工呼吸器、透析を必要とする患者さんは入院できません。
  • 認知症などによる不完全な意志疎通しか得られない場合、徘徊等の異常行動が著しく、他の患者さんに影響を及ぼすと考えられる患者さんは入院できません。

緩和ケア病棟と一般病棟の違い

  1. がんに伴う苦痛緩和に力を注いでいます。
    痛みや呼吸困難など、さまざまな苦痛を和らげる専門病棟です。
  2. 苦痛を伴う検査や処置を少なくするようにしています。
    点滴や管を入れるなどの処置や検査は、つらい症状を和らげるために必要な最小限のものを行います。医学的 な必要性ばかりを優先するのではなく、患者さんやご家族と相談しながら行います。
  3. 患者さんがくつろげる環境づくりをしています。
    当緩和ケア病棟には、面会の方とくつろげる談話室、ご家族が利用できる家族控室があります。さらに家庭での味を 楽しめるように自由に使えるキッチン、個室ではご家族が宿泊できるソファーベッドを備えています。ベッドからの移動が難しい患者さんでも、スタッフが協力して、少しでも 日常生活の中での楽しみや、変化を感じられるように工夫しています。

お問い合わせ先

  1. 当院の通院中の患者さん
    主治医に緩和ケア病棟入院希望の旨をお伝えください。
  2. 当院を受診したことのない患者さん
    現在の主治医に緩和ケア病棟入院希望の旨をご相談ください。必要な書類は、当ホームページからダウンロードできます。

≪入院申込みの流れ≫

入院相談
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電話で入院相談、受診予約をお受けいたします。
当病院あてにご連絡下さい。TEL042-772-4291
受付は、水曜日を除く平日 月〜金曜日です。
受付時間は、平日 14:00〜17:00です。

申し込み手続きには、下記の書類が必要です。

  1. 緩和ケア病棟入院申込書(医師用):主治医が記入するもの
  2. 緩和ケア病棟入院申込書(患者・家族記入)NO1/NO2 :患者さん、ご家族が記入するもの

1)2)の書類が揃いましたら、当院緩和ケア病棟あてにご郵送下さい。
※ ダウンロードできない場合は郵送いたしますので、ご連絡下さい。

緩和ケア外来受診(全予約制)
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緩和ケア病棟に入院希望の方は、緩和ケア外来で医師の診察・面談を行います。
「緩和ケア病棟入院申込書(医師用)」「緩和ケア病棟入院申込書(患者・家族記入)NO1/NO2」を確認後、予約日時を下記の要領でご連絡いたします。

  1. 申込み医師に電話でご連絡いたします。
  2. 診察時には、画像(レントゲン・CTなど)をご持参下さい。

入院申込み
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緩和ケア外来受診後、当院緩和ケア病棟の趣旨に同意できましたら、当院あてにお申し込みください。
受付は、水曜日を除く平日 月〜金曜日です。
受付時間は、平日 14:00〜17:00です。

入棟判定会議
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毎週水曜日の入院判定会議で入院加療の必要性、待機順の判断を致します。
※ 入院判定会議の結果は電話で患者さん、あるいは主治医にご連絡いたします。

入院

入院日が決定次第、患者さん・ご家族、あるいは主治医にご連絡いたします。
それまでは現在の医療機関で待機をお願いいたします。その間の入院対応は、いかなる場合もできません。

≪外来受診申し込みの流れ≫

電話で受診予約をお受けいたします。
当病院あてにご連絡下さい。
TEL 042-772-4291
受付は、水曜日を除く 平日 月〜金曜日です。
受付時間は、平日14:00〜17:00です。


緩和ケア病棟入院申込書はPDFファイルでダウンロードが可能です。
印刷してご記入ください。
緩和ケア病棟入院申込書(医師用):主治医が記入するもの (PDFファイル 167KB)
患者さん・ご家族記入用NO1 (PDFファイル 147KB)
患者さん・ご家族記入用NO2 (PDFファイル 107KB)

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受診日・入院のキャンセルについて

予約をキャンセルされる場合は必ずご連絡ください。


緩和ケア科 Q&A

1、緩和ケア外来とは?
悪性腫瘍(がん)では経過中に痛みや不安など様々な症状が出現します。
これらの症状を、薬の調節や心のケアで緩和することを目指すものです。
悪性腫瘍の治癒を目指す診療科とともにチームを組ませていただき、病気の
初期から支援していきます。
2、他院でがん治療を受けていますが痛みが取れません。がんの治療は今の病院で続けながら、緩和ケア外来へ通院することはできますか?
現在通院されている医療機関と連携をとりながら診療にあたっていきます。
まずは、現在の担当医に診療情報提供書(紹介状)を作成していただき、当
院に受診希望の旨ご連絡下さい(042-772-4291(代))。その時点で初診
予約をお取りします。
3、家族だけの受診も可能ですか?
可能です。緩和ケア認定看護師が緩和ケアに関するご相談に応じております。
まず当院に相談希望の旨ご連絡下さい(042-772-4291(代))。その時点
で来院していただく日を決めさせていただきます。
4、保険医療は適応されるのですか?
適応されますので、ご安心ください。
5、受診に必要なものは何ですか?
当院におかかりでない場合は、次のものをご用意ください。
  • 保険証
  • 診療情報提供書(紹介状)
  • 可能であれば今までのレントゲン、CT検査フィルムなど
6、どんな人が入院できますか?
がんの進行に伴う苦痛症状が強く、がんを治すための治療を目的としない患者さん、です。患者さん本人が病名告知を受けており、病状を理解していること が必要です。がん以外の難病では入院できません(保険診療上の制限があります)。
7、がん告知されていないと入院できないのですか?
告知はとても大切なことと考えております。病名・病状告知が済んでいることが前提ですが、そうでない場合、患者さんが真実を知ることを切望されている 場合には、信頼関係を築き、より療養を支援しやすくするために、嘘をつくことなく、ありのままにお話することをご理解下さい。現状を患者さん本人が知らないことで、希望 することができなかったり(例えば、「生きている内にしなければいけないことがあった」「仕事の引継ぎをしておかないといけない」など)、周囲への不信感が募ったりする と、一番不幸なのは患者さんご本人だと考えるからです。
8、何も治療はしないのですか?
抗がん剤などのがんそのものに対する治療は行いません。レントゲンや血液検査、輸血、点滴などについては、つらい症状を和らげるために必要な最小限の ものを行います。医学的な必要性ばかりを優先するのではなく、患者さんやご家族と相談しながら行います。必要に応じて、症状緩和のための外科的治療や放射線治療が行われ ることがあります。
9、緩和ケア病棟に入院すると退院できないというイメージがあるのですが?
現在の掛かりつけの医療機関で待機をお願いいたします。入院待機中であっても症状悪化などのための入院対応はできません。
10、緩和ケア病棟に入院すると退院できないというイメージがあるのですが?
がんという病気の特殊性から看取りのイメージが強いと思われますが、決してそうではありません。最期の時を過ごすところだけではなく、症状緩和を目的 とした短期の入院や、在宅療養へ移行する方など様々です。
11、心電図モニターをつけないのはどうしてですか?
(当緩和ケア病棟では心電図モニターをつけません)
 私たちは、患者さんが亡くなられるときに最も大切にしたいのは、ご家族との十分なお別れの時間を提供することだと考えています。医療者がまわりを取 り囲むより、長い間一緒に過ごされたご家族あるいはかけがえのない時間を患者さんと共有された方々が親しく声をかけて差し上げる方が、どれほど望ましいでしょうか。心電 図モニターはこのような場合の妨げになることが多いようですので、あえてつけないようにしています。
 同じような配慮から、いよいよ、という状態になられたとしても心臓マッサージや人工呼吸などの蘇生処置は行いませんので、あらかじめご了解下さるようお願い申し上げま す。
12、緩和ケア病棟では何でもやってもらえるって聞いたのですが・・・
 「何でもやってもらえる」ということはあり得ません。患者さんご本人が「どのようにして欲しいのか」をお伝えいただき、それにそって可能な限り援助 したいとは思いますが、そもそもスタッフにはご家族の代わりをすることができません。患者さんが身体的・精神的に厳しい状態の時こそスタッフだけではなく付き添って下 さるご家族の出番です。そのためにキッチンや家族控室などが準備されているのです。また、特に夜間などは数少ないスタッフがお世話することになりますので、ナースコール に対しても長くお待たせしてしまうなど、様々なご迷惑をおかけする場合もありますことをあらかじめご了解下さい。また、プライバシーを尊重するために個室もございますが、 一人でいらっしゃる患者さんにはかえって眼が行き届かなくなってしまうというマイナス面も持っています。患者さんの寂しいという気持ちに対しては、ご家族の支えが何より 大切です。
 同じように、「緩和ケア病棟に入院すれば様々な苦痛からすべて解放されるのですか?」というご質問に対しても、残念ながら「お任せ下さい」とは言い切れない部分があり ます。
 これには「不可能である場合がある」という意味と「選択の権利を持っているのは医療スタッフではない」というふたつの意味があります。意識を保ったまま痛みやその他の 辛い症状を取り除くことを目標としていますが、現時点では症状緩和のための知恵を集めてもなかなかコントロールするのが難しい症状は存在します。あるいは改善のための医 療が別の不快な症状を生む結果になる場合があります。そのようなときには意識や機能を残すか、苦痛を取り除くかでご家族の方共々迷いぬかれることになります。
 そこの最終的な判断を行うのは患者さんとご家族であって、私たちスタッフは判断のためのお手伝いをさせてもらうにすぎないということをぜひともご承知おき下さい。
13、家族としてどのような心構えが必要ですか
 どのような方でも、必ずお別れの時がきます。緩和ケア病棟にお入りになられる方は、その時期がある程度近い場合が少なくありません。辛い現実をまの あたりにすると、理性を保つのもかなり難しくなってしまうこともあるでしょう。。
 もし、自分に残された時間が限られてしまったとすれば、いったい何をしておきたいか、どうしてほしいか、ということを考えながら、接するようにするとよいのではないで しょうか?色々なお別れのパターンがありますが、短い時間ではあっても、ちょっとだけでも心の準備をする時間があるほうがかえっていい、とお考えになる方もおられるよう です。
 当緩和ケア病棟の設備とスタッフをフル活用して、かけがえのない時間を患者さんと共に有意義に過ごしていただきたいと思います。
14、宗教は?
当緩和ケア病棟は宗教的背景はありません。もちろん信仰に関する制約もありません。ただし、病棟内での他の患者さんへの布教活動はご遠慮下さい。また、 信仰上の理由で食事に制限がある場合には予めお申し出下さい。

外来担当表

緩和ケア科
診療科
午前       小池(拓)
予約のみ
   
午後   小池(拓)
予約のみ
       

緩和ケア外来は、完全予約制となっております。受診の際は上記の緩和ケア科Q&Aをご参照下さい。