緩和ケア科

よくある質問

Q 1、緩和ケア外来とは?

A 悪性腫瘍(がん)では経過中に痛みや不安など様々な症状が出現します。
 これらの症状を、薬の調節や心のケアで緩和することを目指すものです。
 悪性腫瘍の治癒を担当する診療科や、必要な専門家と協働して、病気の初期から
 支援していきます。

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Q 2、他院でがん治療を受けていますが痛みが取れません。がんの治療は今の病院で続けながら、緩和ケア外来へ通院することはできますか?

A 当院外来通院中の患者さんのみを対象とさせていただいています。
 当院外来受診中で受診を希望される患者さんは、各科主治医にご相談ください。

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Q 3、家族だけの受診も可能ですか?

A 可能です。担当看護師が緩和ケアに関するご相談に応じております。 
 まず当院に相談希望の旨をご連絡下さい(042-772-4291(代))。
 その時点で来院していただく日を決めさせていただきます。

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Q 4、保険医療は適応されるのですか?

A 適応されます。費用については入院費用についてをご参照ください。

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Q 5、受診に必要なものは何ですか?

A 当院におかかりでない場合は、次のものをご用意ください。
  ・保険証
  ・診療情報提供書(紹介状)
  ・検査結果(画像・血液データ)

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Q 6、どんな人が入院できますか?

A がんの進行に伴う苦痛症状が強く、がんを治すための治療を目的としない患者さん、です。
  患者さん本人が病名告知を受けており、病状を理解していること が必要です。
  がん以外の難病では入院できません(保険診療上の制限があります)。

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Q 7、がん告知されていないと入院できないのですか?

A 告知はとても大切なことと考えております。病名・病状告知が済んでいることが前提ですが、
  そうでない場合、患者さんが真実を知ることを切望されている 場合には、信頼関係を築き、
  より療養を支援しやすくするために、嘘をつくことなく、ありのままにお話することをご理解
  下さい。
  現状を患者さん本人が知らな いことで、希望 することができなかったり(例えば、「生きている
  内にしなければいけないことがあった」「仕事の引継ぎをしておかないといけない」など)、周囲
  への不信感が募ったりする と、一番不幸なのは患者さんご本人だと考えるからです。

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Q 8、何も治療はしないのですか?

A 抗がん剤などのがんそのものに対する治療は行いません。レントゲンや血液検査、輸血、点滴などに
  ついては、つらい症状を和らげるために必要な最小限の ものを行います。医学的な必要性ばかりを
  優先するのではなく、患者さんやご家族と相談しながら行います。必要に応じて、症状緩和のための
  外科的治療や放射線治療が行われることがあります。

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Q 9、緩和ケア病棟を予約してからの待機期間の通院はどうしたらよいですか?

A 現在の掛かりつけの医療機関で待機をお願いいたします。
  入院待機中であっても症状悪化などのための入院対応はできません。

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Q 10、緩和ケア病棟に入院すると退院できないというイメージがあるのですが?

A がんという病気の特殊性から看取りのイメージが強いと思われますが、決してそうではありません。
  最期の時を過ごすところだけではなく、症状緩和を目的 とした短期の入院や、在宅療養へ移行する
  方など様々です。

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Q 11、心電図モニターをつけないのはどうしてですか?
(当緩和ケア病棟では心電図モニターをつけません)


A 私たちは、患者さんが亡くなられるときに最も大切にしたいのは、ご家族との十分なお別れの時間を
  提供することだと考えています。医療者がまわりを取り囲むより、長い間一緒に過ごされたご家族
  あるいはかけがえのない時間を患者さんと共有された方々が親しく声をかけて差し上げる方が、
  どれほど望ましいでしょうか。
  心電図モニターはこのような場合の妨げになることが多いようですので、あえてつけないようにして
  います。
  同じような配慮から、いよいよ、という状態になられたとしても心臓マッサージや人工呼吸などの
  蘇生処置は行いませんので、あらかじめご了解下さるようお願い申し上げます。

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Q 12、緩和ケア病棟では何でもやってもらえるって聞いたのですが・・・

A 「何でもやってもらえる」ということはあり得ません。患者さんご本人が「どのようにして欲しい
  のか」をお伝えいただき、それにそって可能な限り援助 したいとは思いますが、そもそも
  スタッフにはご家族の代わりをすることができません。患者さんが身体的・精神的に厳しい
  状態の時こそスタッフだけではなく付き添って下 さるご家族の出番です。そのためにキッチン
  や家族控室などが準備されているのです。
  また、特に夜間などは数少ないスタッフがお世話することになりますので、ナースコールに
  対しても長くお待たせしてしまうなど、様々なご迷惑をおかけする場合もありますことをあらか
  じめご了解下さい。また、プライバシーを尊重するために個室もございますが、一人でいらっ
  しゃる患者さんにはかえって眼が行き届かなくなってしまうというマイナス面も持っています。
  患者さんの寂しいという気持ちに対しては、ご家族の支えが何より 大切です。
  同じように、「緩和ケア病棟に入院すれば様々な苦痛からすべて解放されるのですか?」という
  ご質問に対しても、残念ながら「お任せ下さい」とは言い切れない部分があり ます。
  これには「不可能である場合がある」という意味と「選択の権利を持っているのは医療スタッフ
  ではない」というふたつの意味があります。意識を保ったまま痛みやその他の辛い症状を取り
  除くことを目標としていますが、現時点では症状緩和のための知恵を集めてもなかなかコントロー
  ルするのが難しい症状は存在します。あるいは改善のための医療が別の不快な症状を生む
  結果になる場合があります。そのようなときには意識や機能を残すか、苦痛を取り除くかで
  ご家族の方共々迷いぬかれることになります。
  そこの最終的な判断を行うのは患者さんとご家族であって、私たちスタッフは判断のための
  お手伝いをさせてもらうにすぎないということをぜひともご承知おき下さい。

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Q
 13、家族としてどのような心構えが必要ですか


A どのような方でも、必ずお別れの時がきます。緩和ケア病棟にお入りになられる方は、その時期が
  ある程度近い場合が少なくありません。辛い現実をまのあたりにすると、理性を保つのもかなり難し
  くなってしまうこともあるでしょう。
  もし、自分に残された時間が限られてしまったとすれば、いったい何をしておきたいか、どうして
  ほしいか、ということを考えながら、接するようにするとよいのではないでしょうか?色々なお別れ
  のパターンがありますが、短い時間ではあっても、ちょっとだけでも心の準備をする時間があるほう
  がかえっていい、とお考えになる方もおられるようです。
  当緩和ケア病棟の設備とスタッフをフル活用して、かけがえのない時間を患者さんと共に有意義に
  過ごしていただきたいと思います。

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Q
 14、宗教は?


A 当緩和ケア病棟は宗教的背景はありません。もちろん信仰に関する制約もありません。ただし、病棟
  内での他の患者さんへの布教活動はご遠慮下さい。また、信仰上の理由で食事に制限がある場合
  には予めお申し出下さい。