放射線室

検査概要

一般撮影(レントゲン撮影)

当院では、4台の装置を使用し、依頼に応じて胸腹部、骨撮影など全身の様々な部位を撮影します。撮影部位に金属やボタンなどの障害物がある場合は、外していただいたり、着替えをお願いする場合があります。ご協力のほどお願いいたします。

 

入院患者さんなどで、撮影室への移動が困難な方には、移動式のポータブルX線装置により、病室で撮影することもできます。デジタル処理システムの導入により、被曝低減に努め、最適な画像を作成、提供しています。


乳房撮影(マンモグラフィ)

マンモグラフィとは、乳房を平らなプラスチック板で上下や斜めなどから圧迫しながら専用の装置とフィルムを使用して、乳房内の微小石灰化や腫瘤影、乳腺組織構造を描出する検査です。

 

当院では、患者さんの不安を和らげるために、撮影には女性技師が担当しています。

 

X線検査では、少なからず被曝を伴います。しかし装置やフィルム等の改良により、マンモグラフィの被曝量はきわめて少なくなっており、ほとんど問題はありません。

 

不安な方は、遠慮なく診察医師や撮影を担当する診療放射線技師にお尋ね下さい。


骨塩定量検査(DEXA法)

こちらの検査装置は平成29年8月に新規に導入されました。この検査では骨粗しょう症の診断や経過観察では欠かせない骨密度を測定します。骨密度を測定する検査はいくつかありますが、DEXA(デキサ)法と呼ばれる方法で背骨と脚の付け根の2か所を測定することが最も望ましいとされています。その理由は治療薬の効果が最も確認しやすい方法であること、背骨と脚の付け根の骨の骨折を予防することは生活の質を高く維持する上でとても重要であり、これらの骨の状態を直接知ることができるからです。X線を使用しますが、その量はごく少量で安全に検査を行うことができます。また、スキャン時間も1か所30秒程度と、ひと昔前に比べ大変短くなりました。
測定範囲に金属が入っていたり、直前にバリウム検査や造影CT検査などを行っている場合、検査部位や検査日の変更をお願いする場合があります。ご不明な点がありましたら担当の診療放射線技師までお尋ねください。


トピックス「X線骨塩定量検査(デキサ骨密度測定装置)が新規に導入しました。」こちら

X線透視検査

当院では、X線TV検査においてFPD(フラットパネルディテクタ)装置を導入しており、消化管造影(胃透視や注腸)、特殊手技検査(ERCP、イレウス管挿入、ミエログラフィ〔脊髄腔造影〕)、といった検査をはじめ、皮下埋没型中心静脈ポート挿入といった手術等でも使用され、多目的な用途に用いられています。


CT検査

当院では多列型CT装置(MDCT)が2台稼働しており、検査時間の短縮と、緊急を要する検査や高度な検査にも対応可能となっております。

 

2011年11月に導入した256列CT装置は、大幅に撮影スピードが向上し、患者さんの体動、息止め時間の短縮、及び低被曝撮影を実現しております。また、最新の画像解析装置も増設し、心臓の冠動脈解析や大腸の仮想内視鏡画像、手術前のシミュレーションなどの様々な3次元再構成処理を行い、より診断価値の高い検査を実現しております。

もう1台のCT装置も、2013年5月に16列CT装置より64列CT装置に更新されました。

 

夜間においても多種多様な依頼にも対応できる体制が整っております。

当院では、地域の開業医の先生方からの依頼も速やかに対応し、画像データを添えた報告書を迅速に提供しております。

MRI検査

MRI検査は、磁石の力を利用して検査しているので、X線を利用する一般撮影やCT検査のように被ばくすることはありません。最新の高磁場装置(1.5T)を2台保有しており、脳、脊椎、四肢の関節、下腹部の検査を得意としています。

当院では急性期の脳疾患や、脊椎損傷などの急患撮影を24時間対応しております。

他の検査に比べると検査時間が長い検査ということと、原則的に金属を検査室に持ち込むことができないという欠点があります。ペースメーカーなどの体内金属を装着されている患者さんは、事前に医師にお申し出ください。


血管撮影検査

血管撮影とは、カテーテルを動脈や静脈に挿入し、目的の部位で造影剤を流して撮影をする検査です。

近年ではさまざまな手技が発展し、診断だけではなく、血管造影手技を応用して、血管性病変、腫瘍などの治療を行うIVR(Interventional Radiology)が主流になっています。

当院では2台の装置が導入されており、主に経皮的冠動脈形成術(PCI)ペースメーカー植え込み術、肝動脈塞栓術、脳血管内手術等が行われています。

夜間にも心筋梗塞等緊急を要する治療にも対応しております。

両装置共FPD(フラットパネルディテクタ)システムを搭載しており、低被曝で鮮鋭な画像を提供しています。

血管撮影室では医師、看護師、技師が連携し、患者さんが安心して検査や治療を受けられるよう努めています。


放射線治療

放射線治療は、手術による外科治療、抗がん剤による化学療法になら並ぶがん治療の3本柱のひとつです。当院では体の外から放射線をあてるリニアック(医療用直線加速装置)2台を使用して体外照射治療を行っています。平成26年4月以降、三菱電機社製のリニアックより、エレクタ社製の最新リニアック2台に更新し、高精度の治療ができるようになっております。

通常は1回の治療時間は、準備する時間入れて10~15分(放射線を当てる時間は1,2分)。これを土日、祝日を除いて4週から7週程度毎日治療を行います。毎回同じ場所に精密に照射するため特別なマスクや装具を使うことがあります。当院では、リニアック室に治療用のCT装置が設置してあるので、症例によってはより精密に治療をするために、治療直前にCT撮影を実施して病巣の位置を確認して治療を行っています。


放射線療法では切らずにがんを治療することが可能です。手術では体への負担が大きいご高齢の方や、合併症があって手術や他の治療が受けられない方でも治療をうけることができます。放射線を使用しても患者自身が放射能をもつことはありませんので家族の方に影響があることはありません。

不安な方や、わからない事がありましたらスタッフの方へお尋ねください。