緩和ケア科
外来の方へ
緩和ケア科の取り組み
2021年10月24日 令和3年度緩和ケア研修会を開催しました
各拠点病院においては年1回以上、「がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会」を開催が義務付けられております。昨年度はコロナ禍の影響で院内の体制が整わず開催を見合わせたため、今年度は2年ぶりの開催となりました。
10月24日は院内の初期研修医や心理士、他施設からも複数の医師と看護師が参加してくださり、30名が受講しました。
今回は受講者のワクチン接種を確認したうえで、換気や手指消毒の他、従来は用意していたコーヒーやお菓子の提供を中止するなど、感染拡大に配慮した形で実施しました。
また、今年度は国から完全web形式での開催も容認されましたが、グループ討論やロールプレイングの実効性と通信環境整備の困難さから、当院ではあえてリアルな環境での開催に踏み切りました。
新病院になって初めて、しかも2年ぶりとあって運営側は多少緊張していましたが、受講者の皆さんは例年にも増して積極的に参加してくださいました。皆さんにとって有意義な体験になったのではないかと思います。
今回の結果、当院医師の緩和ケア研修会受講率は77%となりました。
最後に、院内・院外から開催の実務にご協力いただいた皆様、誠にありがとうございました。
2021年10月
今年は10月に入っても暖かい日が多いですが、秋風に季節の変化を感じます。
新型コロナ感染症の影響で、まだ季節の催し物は開催できない状況ですが、少しでも季節を感じていただきたく、スタッフがラウンジに紅葉を作りました。
来年はお月見会ができるといいですね。
2021年7月
昨年に引き続き、コロナ感染症による面会制限もあり、七夕のお祭りを病棟で行うことはできませんでした。
少しでも七夕の季節を感じていただきたく、緩和ケアラウンジに七夕の飾りを行いました。短冊に願いを込めて、、、、。
2021年6月
依然として新型コロナ感染症による様々な制限下ではありますが、職員一同頑張っています。
今回、地域の医療、介護スタッフと連携を図りながら在宅療養を支援し、最後は緩和ケア病棟で看取りとなった患者さんのデスケースカンファレンスを開催しました。
新型コロナ感染症に配慮しハイブリット形式(現地参加+オンライン参加)での開催としました。
出席者は地域からは、訪問看護師、高齢者支援センター職員、ケアマネジャー、ヘルパーなど6名、当院からは医師(緩和ケア科医師、精神科医師)3名、看護師、臨床心理士5名が参加しました。
それぞれの職種の強みを生かし、患者さんを医療、介護のスタッフで支えていたことを改めて実感し、それぞれに抱えていた困難感を共有する場となりました。より良い地域連携のためにも、今後も地域と病院とがいつでも相談できる、顔の見える関係性を作っていきたいと思っています。
テーマは「がん患者さんとの対話」についてです。講師は、医療相談室室長であり、がん看護専門看護師の波多江優さんです。院内より30名ほど参加しました。コミュニケーションは、今話題のアドバンス・ケア・プランニング(ACP)を進める上でも大事なポイントです。
例えば、患者さんが「家に帰りたい」と話したとき、なぜそう思っているのか?なぜそう考えているのか?探索することが大切なスキルであると学びました。なぜ?を探索するためのコミュニケーションスキルとして、“NURSE”(N:命名、U:理解、R:承認、S:支持、E:探索)を学び、実際に参加者各々が患者役と看護師役になり対話の練習をしました。
「これからのことが心配なんですね」とメッセージを送る看護師は、NURSEのN(感情の命名)のスキルを意識して対話の練習をしていました。
後半は、講師の波多江さんが看護師役を、司会者が患者役になり10分程度のデモンストレーションを行いました。患者さんが、今後の治療や療養についてどうしたらよいかと悩んでいる場面です。そこでの対話のやりとりをみながら、看護師役の講師がどのスキル(NURSE)を使用していたのか、対話の終了後にみなで共有しました。
患者役の司会者は、対話により気持ちが引き出されている感覚を覚えていました。患者さんとの対話にスキルを意識するとともに、コミュニケーションはくり返しの訓練が必要であることも再認識する機会になりました。
研修の終わりに参加者みなで拍手をして、明日から早速、学んだコミュニケーションスキルを活かしていこうと前向きな気持ちが表れていました。
10月30日に緩和ケアオープンセミナー「アピアランスケア~がん患者の外見のケアに関わるために~」を開催しました。
講師はがん化学療法看護認定看護師の鈴木有紀子さんで、その他に国立がんセンターのアピアランス研修を受講した看護師、薬剤師がファシリテータとして参加しました。参加者は院内30名、院外1名でした。
前半はアピアランスケアについての基本的知識についての講義があり、後半はアピアランスケアの実践としてウィック体験を実施しました。参加者からは「結構ウィックをつけると暑いね。夏は大変だろうね。」「髪質もきれいだし、髪型も整えることができて自然だね」といった意見が聞かれました。
最後にまとめとして「以前と同じでなくても、本人の苦痛が軽減され、日常生活が支障なく送れることが重要。患者さんと対話をしながら本人にあった方法を一緒に考えていったらよい。」と話されていました。看護師としてがん治療中の患者さんのケアをするうえで、やはり患者さんを生活者と捉えて、その人の生活背景、大切にしていることを理解し、尊重して関わっていくことが大切であることを改めて感じました。
次回の緩和ケアオープンセミナー「コミュニケーション」
12月12日(木)18時~19時
2019年10月27日 神奈川県緩和ケア研修会を実施しました
当院は神奈川県地域がん診療連携拠点病院であるため、年1回以上の開催が義務付けられています。また、直近の指針改定では、当院に1年以上勤務する医師の85%以上が本研修会を修了していることも要件になっています。
さて、今回の参加者は初期研修医9名、一般診療科の医師3名、看護師6名の計18名でした。昨年度から講義の大半がe-learningとなり、集合研修は2日から1日に短縮されました。実践経験の浅い1年目の先生たちが多いにもかかわらず、患者さんにバッドニュースを伝えるロールプレイや症例検討のグループワークに積極的に取り組んでくれました。
主催する私たちも最高の講師陣でお迎えした甲斐がありました。なお、当院では緩和ケア提供の推進のために、本研修会を修了した医師をホームページ上に掲載しております。
2019年6月12日 桑都地域連携の会に参加してきました。
この中では、協同病院のような急性期・がん拠点病院の患者さんに対して、自分の最期について考え始めてもらうことの難しさを感じました。それと同時に、こうした意思決定を考えていくことの大切さは広く共有できているのだなと、心強く思った次第です。
2019年6月7日 相模原北部摂食嚥下研究会でお話してきました。
今回は主にアドバンス・ケア・プランニングとは何か、という基本的事項の確認と、私たちのような急性期病院でそれを進めていくにあたっての課題について講演しました。聞いてくださった方の多くが当院の看護師で、関心の高さがうかがえました。
人生の最期を見据えた患者さんや家族の、意思決定や共有という点では、普段から患者さんの生活に密着した訪問看護や訪問診療での取り組みが進んでいるように思われました。私たちもこうした皆さんの姿を見習いながら、何ができるかを模索しなければなりません。
2019年2月14日 バレンタインデーのイベントを行いました。
2019年1月31日 節分のイベントを行いました。
「鬼は外ー。福は内ー。」みなさんの笑顔で鬼も退散(笑)
“治療はしたいけどお金が心配”な方の不安を軽減するためには、それを支える制度の知識が必要であることを改めて感じました。
今年度の緩和ケアオープンセミナーは今回が最終となります。多くのご参加をありがとうございました。
次年度も魅力ある内容を検討していますので、多くの方のご参加をお待ちしております!
2018年12月27日 少し遅いクリスマス会を行いました。
参加して頂いたご家族の方々ありがとうございました。
ボランティアさん手作りの『ヨーグルトムース』美味しく頂きました。いつもありがとうございます。ご馳走様です☆
今回は藤野在宅緩和ケアクリニックの石橋先生と黒川看護師から「在宅緩和ケア」~がん患者とその人を支える家族が自宅で過ごされるときの医療や看護体制について~をテーマにお話しをうかがいました。参加者は38名と沢山の方に参加していただくことが出来ました。
石橋先生からは、病院での療養生活と自宅での療養生活の違いはどのようなものかをお話しいただきながら、在宅では暮らしの中に在宅医療があることを学ぶことができました。また、黒川看護師からは具体的な事例を紹介いただきながら、人生の最終段階にある患者さんたちへの看護を具体的に知ることが出来ました。病院と地域が連携しながら、コミュニティの単位で緩和ケアを提供していく体制づくりが必要と感じました。
次回は2019年1月30日(水)18:00~19:00
「がんと医療費」をテーマにMSWの山田さんが分かりやすい講義をしてくれる予定です。
沢山の方の参加をお待ちしています!!
これまで相模原市内を中心に、公共施設や、賛同してくださる病院に場所をお借りして開催してきました。最近では参加施設も増えてきました。当院からは医師、看護師、ソーシャルワーカー、地域連携室などから随時参加しています。
今回は橋本駅近くの「サン・エールさがみはら」で開催しました。
第1部 講演のテーマは「知っておきたいお⾦の話」。
まず「ソーシャルワーカーとは︖」のお話を相模原中央病院患者サポートセンター⻫藤さんから、そして「医療とお⾦」について当院患者総合支援センター山田さんにお話しいただきました。病院に所属する唯一の「福祉職」であるソーシャルワーカーがどこで患者さんや家族に関わるのかを知る良い機会になりました。
第2部 は語らいの場として、3つのグループに分かれて、いつものように皆さんの困りごとや普段主治医などには言いにくい事などについて互いに気楽にお話していただきました。ソーシャルワークがとても重要であることとともに、一般の方の認識やアクセスがまだまだ不十分であることも共有できました。
このような会は今後も不定期で開催予定です。もし案内を見つけたらどなたでも歓迎しますのでぜひお立ち寄りください。
※国立がん研究センター がん情報サービスでも「お金と生活の支援」についての情報をお知らせしています。是非ご覧ください。詳しくはこちら
従来は丸2日間を費やすプログラムでしたが、今年度から国の開催指針が変更され、講義の大部分がe-learningとなり、集合研修は1日だけになりました。今回は新指針に基づく初めての開催でしたが、幸い大きなトラブルもなく、院内外からの医師・看護師18名が全員無事に修了することができました。
この中で今年は当院の初期研修医が一度に10名参加してくれました。
以前は、1年目の研修医にこの研修を受けてもらうのは内容的に難しいのではないかという意見も多く、ある施設では「脱走者」まで出たという伝説すらありました。
しかし、今回の彼らの様子を見る限り、知識の習得に貪欲で、積極的に多職種のグループワークへ参加するなど実に頼もしいものでした。今どきの若い者には希望が持てると思った次第です。病院内外からの参加者の皆様、ファシリテーターとしてご協力くださった県内各施設の先生方お疲れ様でした。
多くの方に参加していただき、ボランティアさん手作りの美味しいお団子と懐かしの曲で、ひとときの楽しい時間を過ごしました♪
緊張しながら、紙芝居を読む私たちに、温かい拍手をいただきました。
参加してくださったご家族の方々、お忙しい中本当にありがとうございました。
2018年9月5日 第2回 緩和ケアオープンセミナーを開催しました
今回は「がん患者のセルフケア支援~治療期に焦点を当てて~」というテーマで開催し、院内・院外から24名の参加がありました。
当院のがん看護専門看護師2名が講師を務め、“がん患者のセルフケアやセルフケア支援”という基本的な内容に加え、“がん治療やがんそのものによる症状への対応”について、具体的に倦怠感、便秘や呼吸困難感を例に挙げ、分かりやすく伝えていました。
参加者からは「症状は主観的であり、患者の話を聴き一緒に考える大切さを学ぶ機会となりました」などの意見が聞かれました。また、それぞれの症状が出現する原因を考え、その原因に対する治療が行われているかを把握し、さらにケアや工夫点について、フロアーにいる皆で学ぶことができました。呼吸困難のセルフケアでは、呼吸法、ストレッチや日常生活の具体的な方法が紹介され、多くの参加者とストレッチを実践しました。
次回は、11月29日(木)18時~19時「在宅緩和ケア」について、藤野在宅緩和ケアクリニック院長の石橋了知先生、訪問看護師の黒川冨美子先生をお招きし、継ぎ目のない療養支援についてご講演を頂く予定です。どうぞたくさんの方々のお越しをお待ちしております。
祭囃子の音がなり、気持ちがわくわく踊ります。
ヨーヨーつりは、皆さん集中。
「とれたー!」と笑顔ニコニコ。
毎年恒例のフルーツポンチに加えて、かき氷もひんやり美味しかったです。
今年は、猛暑日が続きましたが疲れを癒し、笑顔あふれる1日でした。
まず、当院緩和ケアチーム専従看護師の白猪から、平成27年の本会で実施したグループワークに関するご報告をしました。開催日には当院と地域のリソースの皆さんとの関係をより良いものにするためのご意見を付箋に記入していただき、互いの意見を述べ合いました。
今回はその結果をまとめて第2回日本がんサポーティブ学会学術集会で発表した内容を、参加者の皆さんへお返しした形となりました。
次に、豊島区にある要町病院副院長 吉澤明孝先生をお招きし、「在宅で看取るためには~ACPと地域連携~」という内容でご講演いただきました。
ご講演では、ACPの基本概念にまつわる事項のほか、病棟・クリニック・在宅と多岐にわたる先生のご活動の中で、長年の実践に基づいた在宅緩和ケアの秘訣について、実例を交えたお話を伺うことができました。
本年3月に厚生労働省から発表された「人生の最終段階における医療ケアの決定プロセスにおけるガイドライン」の内容が、まさにこのACP(アドバンス ケア プランニング)の考え方に合致するものです。今回は、まだ医療現場でも十分に周知されていないアドバンス ケア プランニングについて、当院で行う勉強会としては初めて取り上げる機会となりました。患者さんの意向を尊重した意思決定のあり方については、私どものような急性期病院よりも、地域のリソースの皆さんが日々直面し悩まれているのではないでしょうか。
ご参加の皆様、当日は暑い中大変お疲れ様でした。私どもは、今後も地域に役立つ話題を取り混ぜながら、企画を考えたいと思います。
今回のテーマは「地域がん診療連携拠点病院としての緩和ケア提供~指定要件見直しの展望と最近の話題まで~」でした。院内、院外から24名の参加がありました。
当院緩和ケア科橋爪医師より、基本的緩和ケアについて、意思決定支援、アドバンスケアプランニング(APC)の必要性、がん患者だけでなく非がん患者の緩和ケアについても今後推進される方向であることを学ぶことができました。
緩和ケアは患者家族の全人的苦痛(トータルペイン)を見つけて対応することであり、常に患者家族に関心を寄せて関わり続けることが大切であることを改めて感じることができました。
次回の緩和ケアオープンセミナーは9月5日(水)「がん患者へのセルフケア支援~治療期に焦点を当てて~」です。
たくさんの方々のご参加をお待ちしています。
今回のテーマは、「がん患者を親にもつ子どものケア~子どもへの病気の説明をどうするかのサポートを通して、患者家族を支える~」でした。22名の参加がありました。当院の臨床心理士を講師に招き、がん患者やがん患者を親に持つ子どもの心理、病気を子どもにどう伝えるのか、担任や保健室の先生との連携など、家族や子どもをどう支援していくのかということについて学びました。
次回は3月1日(木)18時~19時「当院緩和ケア病棟におけるケアの実際」です。緩和ケアについての理解、当院緩和ケア病棟で実践しているケアについて共有したいと思っています。たくさんの方々のご参加をお待ちしています。
2018年1月25日(木)豆まきを行いました。
今回のボランティアさんお手製デザートはとってもおいしいチョコレートムースでした。
2017年12月14日(木)少し早いクリスマス会を行いました。
毎年恒例となったスタッフ一同でのハンドベル演奏も行いました。
イベント中撮影した写真をスタッフ手作りの写真立てに入れクリスマスプレゼントとしてお渡ししました。
2017年9月28日(木)お月見会を行いました。
スタッフにて紙芝居を行いました。迫真の演技に皆さん聞き入ってくださいました。
ボランティアさんと一緒に白玉団子を作成。みたらし・あんこの餡をかけていただきます。
おだんごが食べられない方は餡を食べ楽しむなど思い思いの食べ方で楽しんでいらっしゃいました。
患者さん、ご家族の方にも童心に返って楽しんでいただけるよう、一緒にシャボン玉を飛ばしたり、ヨーヨー吊りを行うなど笑顔の絶えないイベントとなりました。
今回は、当院が今後新築移転することを踏まえて、地域がん診療連携拠点病院として緩和医療をどのような体制で取り組めばよいのかを考えました。
講師に千葉県がんセンター 緩和医療科 坂下美彦先生をお招きしてお話を伺いました。
先生は旧津久井郡藤野町のご出身で、今でも時々帰省されるそうです。
千葉県では、各地域のがん拠点病院と訪問診療施設や訪問看護施設との間で、緩和医療のためのネットワークを構築しており、各々が提供できる医療の水準を確保し、役割分担を決めています。特に拠点病院は、在宅療養を支援することを最優先に、登録制でベッドを確保しているとのことでした。また、緩和ケアにおける「QOLとは何か」ということについてもお話しいただきました。患者さんにとって最も大切なことを見える化しながら、がんの進行が必ずしもQOLの低下につながるわけではなく、関わり方の工夫次第では満足度を上げられる、という研究や実践の成果を示していただきました。大変勉強になりました。
坂下先生、ご参加の皆様、共催スタッフの皆様どうもありがとうございました。
2017年6月29日(木)七夕祭りを行いました。
毎回楽しみにしているファンも多いボランティアさんの手作りデザートは「グレープゼリー」でした。音楽療法の方のミニピアノの優しい音色に癒されつつ、七夕にちなんだ唄を歌いました。
2017年5月31日 緩和ケアオープンセミナーを開催しました
当院のがん化学療法認定看護師を講師に招き、化学療法概論や抗がん剤の安全な投与管理、急性症状の副作用と対策など、化学療法看護の基礎知識に関する講義を行いました。
院内外合わせて40名とたくさんの方に参加していただき、化学療法に関するニーズの高さを感じました。
次回は7月25日(火)「がん化学療法Ⅱ」です。
セルフケア支援や大腸癌の化学療法に関して看護実践に生かせる内容となっていますので、たくさんの方々のご参加をお待ちしています。
2017年4月27日 こどもの日の行事を行いました
今回のデザートは、ボランティアさん特製の白玉団子・小豆あん添えでした。柏の葉も添え、こどもの日らしく柏もち風になりました。白玉が柔らかく、小豆あんと合い、みなさんから「おいしいね。」と好評でした。
こいのぼりを作成し、お部屋に飾り、笑顔のこどもの日になりました。
当院の初期研修医を主体に、2名の看護師を含む19名の皆さんに修了していただくことができました。
とくに1年目の研修医の皆さんは、まだ実地診療に慣れていないにもかかわらず、実践的なグループワークやロールプレイングにも果敢に取り組む姿が印象的でした。この研修会を終え、当院医師の受講率は89.1%となりました。本年6月が期限である第2次がん対策基本計画に盛り込まれた目標の100%には届きませんでしたが、がん専門病院とは異なり広い範囲の診療を行う当院でも、一定の成果を上げることができました。
当院では今後も研修会の開催を通して地域に貢献してまいります。
2017年3月23日 オープンセミナーを開催しました
今回のテーマは「グリーフケアとエンゼルメイク」
前半は緩和ケア病棟の看護師によるグリーフケアの概念や、当院緩和ケア病棟でのケアについての紹介。
後半はエンゼルメイクのレクチャーでした。
参加者の方にもモデルさんに実際にエンゼルメイクをしていただきました。
エンゼルケアをグリーフケアの1つとしてとらえ、患者・家族に対してより良いケアを行っていきたい
という思いを参加者の皆さんと共有できる時間となりました。
本年度第3回目の緩和ケア研修会開催しました。
当院は地域がん診療拠点病院であるため、がん対策基本法に基づき本年6月までにがん診療に携わる医師全員の受講が求められています。
今回は当院の消化器科・循環器科・整形外科と研修医の計10名の方々にご参加いただきました。普段あまりがん患者さんの主治医となる機会の少ない先生方が多かったので若干困難を感じられた場面もあったようですが皆さん最後まで積極的な姿勢で頑張ってくださいました。
次回は平成29年5月20・21日に開催予定です。
本年度第2回目の神奈川県緩和ケア研修会開催しました。
今回は当院の研修医を中心に計18名の方々にご参加いただきました。
国の方針により受講が義務化されているため、内容に関しては参加者の考え方により若干の温度差を感じる一幕もありましたが、お互いに何ごとも経験ですので、より多くの医師に快く受講していただけるよう今後もがんばります。
次回は平成29年2月18日・19日に開催予定です。
独立行政法人国立病院機構相模原病院と当院との間で、地域がん診療連携拠点病院・指定病院間における緩和ケア提供体制に関するピアレビューを行いました。
これは、がん対策基本法に基づく拠点病院・指定病院の指針に照らして、緩和ケアの質が担保されていることを病院同士がペアとなり、チェックしあう取り組みで、この作業を通じて組織のPDCAサイクルを円滑に回すことができるとの期待が込められているそうです。
私たちが相模原病院を訪れた際は、広大な敷地に広々と建てられた病院と、地域連携に対する並々ならぬ努力とその成果には目を見張るものがあり、大変勉強になりました。
画像は相模原病院の職員の方々が当院施設を訪問された際の様子です。
普段直接ほかの病院を訪問する機会は少ないので、とても興味深い体験でありました。2016年7月28日 オープンセミナーを開催しました。
今年度第1回目の緩和ケアオープンセミナーを開催しました。
例年実施しているオープンセミナーですが、今年度も始まりました。
今回のテーマは「呼吸困難と消化器症状」について。
PEACEの研修モジュールを土台に、鎮静の意思決定プロセスについての話題も織り込みました。
以前からご参加いただいている方々には少々退屈な内容だったかもしれませんが、
今後も工夫してゆきたいと思います。
2016年7月28日 緩和ケア病棟で納涼祭がおこなわれました。
緩和ケア病棟で、納涼祭を行いました。
今回も音楽ボランティアさんたちにご協力いただきました。
病棟内の談話室は、たくさんの飾り付けとヨーヨー釣り。夏祭り会場となりました。
今回は法被など衣装にも工夫を凝らしました。
患者さんとそのご家族、私たち職員が、懐かしい曲を歌いながらのひと時を一緒に過ごしました。
大きなスイカをくり抜いて作った手作りのフルーツポンチ。お味はいかがでしたでしょうか?当日は院内、院外の医師・看護師・ケアマネージャ・MSWなど多職種の皆さんが約70名参加してくださいました。
今回は、昨年の第9回で集めた皆さんのご意見を基に、当院のような急性期病院と地域のリソースをつなぐ情報共有のあり方を模索するワークショップを行いました。
ここでは、当院が患者さんの退院時に配布している「マイカルテ」というファイルブックをたたき台に、紙媒体を使用した情報共有への期待と問題点を出し合いました。
皆さん日常業務の後にもかかわらず、どのグループもたいへん熱心な議論となりました。
職種を問わず、情報基盤を共有することへの強い要望がある反面、情報を知りうる人の範囲や内容に関する心配も残るようです。
一方、病院医師の地域連携への関心が今一つであることは依然として急性期病院に共通した課題であると思います。
今回出されたご意見を再度私どもで検討し、次の勉強会へ繋いでいければと思います。
ご参加・ご協力くださった皆さま、ありがとうございました。院内各部署に配置されている緩和ケアリンクナースのあり方を見直し、今年度から新たな体制がスタートしました。
地域がん診療連携拠点病院として「がんと診断された時からの緩和ケア」提供のために、各病棟・外来で経験等の要件を満たした看護師を選び、がん看護専門看護師・がん性疼痛認定看護師を中心に日本看護協会のプログラムを参考にした3年間の院内教育コースを設けました。
今年度は拠点病院指針に則った苦痛スクリーニングを実地に根付かせることのできる看護師の養成を目標にしています。看護師が日常業務として、必要な緩和ケア提供や情報共有ができるようになるための事業の一環と考えています。
5月29日 6月5日の二日間で本年度第1回目の神奈川県緩和ケア研修会を開催しました。
県内外から多職種のご参加をいただき、充実した研修会になりました。
今回も定員30名で募集し、エントリーしながらご参加いただけなかった方等を除き、新たに29名の修了者が誕生しました。
院内医師の修了は13名でした。がん診療連携拠点病院として勤務医の修了者の割合はやっと50%に達しました。目標は平成29年6月までに100%達成ですので、今年度はあと2回開催したいと考えております。2月7日・14日の二日間にわたり、平成27年度 第2回緩和ケア研修会を開催しました。
今回は院内外からの医師17名が受講し、16名が修了しました。
インフルエンザ流行期に2週に分けての開催でした。また一時雪の予報もありましたが無事日程を終えました。
新たな講師として、当院でも活躍されているピアサポーター村上利枝さんと、日ごろお付き合いのある藤野在宅緩和ケアクリニックの石橋院長にもお手伝いいただき、基幹病院の内側からは見えにくい患者さんの生活者としての一面に思いをはせる良い機会になったと思います。
2015年12月24日 クリスマス会を行いました。
毎年恒例のA5病棟クリスマス会を行いました。
今回も病棟スタッフたちがハンドベルの演奏を披露しました。
多くの入院患者さんやご家族にご参加いただきました。
会場へお越しいただけなかった方にはお部屋まで伺ってお祝いしました。
2015年12月9日 相模原北部緩和医療研究会を開催しました。
今回のテーマは「地域連携」 。
まず、当院緩和ケア科橋爪医師から当院の抱える使命と問題点について簡単におさらいしました。
次に、北里大学医学部付属新世紀医療開発センター教授 佐々木治一郎先生に御講演いただきました。 そこでは、がん患者さんに対して、第一線のがん治療医が緩和ケアを提供していくことの重要さと、地域連携を充実するためにも患者さんの意思決定について十分な配慮が必要であることについて、豊富なご経験に基づいたお話がありました。
つづいて、地域の医療・介護を担う多職種の皆様を交えてのグループワークを行いました。 よりよい地域連携のために、私達協同病院とのやり取りでどのようなことに困っておられるかお尋ねしました。
さらに、それらの問題を改善するにはどういった取り組みが望ましいかについても御意見を頂きました。 この場だけでも「病院医師からの情報不足」「退院までの時間不足」といった、病院の中にいる私共には耳の痛い御意見もありました。
高野院長の閉会挨拶では、地域連携は重要であるが、その一方で外科医の例を挙げて、医師にできるだけ手術・治療に集中して従事してもらうことも当院の役割を果たす上で大切であるというお話もありました。
私達は、こうした会で得られた御意見を当院の施策に還元できるよう、工夫を重ねていきたいと思います。 ご参加いただいた事業所の皆様、院内職員の皆様ありがとうございました。 関連事業所の方々には、後日アンケートの実施もお願いする予定です。
当研究会、次回は平成28年6月を予定しております。
2015年10月11日・12日 神奈川県緩和ケア研修会を実施しました。
10月11日・12日に神奈川県緩和ケア研修会を実施しました。
定員30名の募集に対し、医師17名、看護師2名の応募があり修了は16名でした。
今回の特色としては院内ベテラン医師の参加が多かったので、普段の経験値を活かした活発な意見交換ができたと思います。
また内容も「社会的苦痛」に焦点を当てたセッションを新たに導入し、当院ソーシャルワーカー杉崎が講義を担当しました。
臨床医があまり意識することのない、患者さんの社会的側面への支援体制や制度について紹介することができました。
本研修会では今後も「患者さんの目線に立った」診療に役立つ内容を盛り込んでいく予定です。
来年度末までに当院のがん診療に携わる医師全員の受講が目標であるため、次回は平成28年2月7日と14日の二日間に分けて実施する予定です。
2015年7月2日 オープンセミナーを開催しました。
2015年7月2日、今年度一回目のオープンセミナーを開催しました。
今回のテーマは「苦痛スクリーニングと疼痛管理」。
苦痛スクリーニングというものが昨年初めて「政策的に」導入されたこと、実施にあたっては様々な評価方法があることや、まだまだ試行錯誤の余地があることなどをお話ししました。
まだ広く認知されていない領域のため、お聞きの皆さんは戸惑われたかも知れません。
今後も現場に密着した内容になるよう、企画して参ります。
ご参加の皆様お疲れさまでした。
2015年3月10日相模原北部緩和医療地域連携講演会を開催しました。
聖隷三方原病院は、浜松市の拠点病院であるばかりでなく、我が国におけるホスピスの先駆けのひとつである「聖隷ホスピス」で知られ、最近では拠点病院要件に盛り込まれた「苦痛スクリーニング」を10年以上前から独自に実施していることでも脚光を浴びております。
講演では、スクリーニングの実際を教えていただくとともに、「がんと診断されたときからの緩和ケア」とはどういった取り組みを指すのかについて、具体的に詳しくお話いただきました。
当日は、当院医師・看護師・薬剤師に加え、近隣の施設からも合わせて45名の方々にご参加いただきました。
後半にはグループディスカッションもあり活発な意見交換も行われました。
ここでの学びをもとに当院でも地域の皆さんとともに切れ目のない緩和ケアの実践が実現できるようにしていきたいものです。
2014年7月 スクリーニングシートを開始しました。
がん患者さんに対して、入院・外来でスクリーニングシートを作成し患者さんの状況を把握しています。
痛みに関するスクリーニングシートは、患者さんの痛みを数値化し、現在どういった痛みやつらさがあるのかをチェックします。
スクリーニングシートを用いることで、院内で情報が共有でき、患者さんへの理解がより深まります。
引き続き、院内全体で患者さんを支える取り組みを行っていきます。
2014年10月18日、19日 神奈川県緩和ケア研修会を開催しました。
参加者は医師・看護師の合計20名で、院内から6名、院外から14名が参加しました。
参加者のうち看護師が12名と関心の高さがうかがわれました。
講師・ファシリテーターには、県内各地の拠点病院等から参加していただきました。
内容は緩和ケアに関する基本的な講義と、グループワーク、ロールプレイで構成されています。
神奈川県は単位型研修を採用しており、今回事情により一部のみの参加となってしまった方も、次回不足分の受講をしていただくことが可能です。
修了者には後日、神奈川県から修了証が交付されます。
長時間の研修お疲れさまでした。
来年も開催予定しており、要項が決まり次第ホームページ上でもお知らせしていきます。
2013年12月26日 クリスマス会を行いました。
病棟内にある談話室をクリスマスの飾り付けをしてミニコンサート会場に。患者さんとスタッフでクリスマスソングを一緒に歌いました。
その後、各病室を訪れ、橋爪医師、病棟看護師やスタッフがハンドベル演奏を披露しました。
この日までこっそり練習を重ね、無事患者さんの前で披露することができました。患者さんやご家族のみなさんもやさしい笑顔で演奏を聴いてくださいました。
2013年11月13日 第9回 桑都地域連携の会を開催しました。
この地域連携をテーマにした研究会では今回、相模湖病院理事長の原孝先生から「認知症について」、藤野在宅緩和クリニック院長の石橋了知先生から「在宅緩和ケアの現状」についてご講演いただきました。
今地域の医療機関が連携して緩和医療を行うケーススタディが行われ活発な議論がありました。
2013年10月13・14日 神奈川県緩和ケア研修会を開催しました。
この研修会は、がん診療に携わる医師や医療従事者に対し、緩和ケアへの知識習得と理解を深めるために、厚生労働省が推進している計画の一環(PEACEプロジェクト)で行われています。
がん診療連携拠点病院である当院では毎年開催し、今回の研修会には院内外の医師、看護師、薬剤師、臨床心理士計8名が受講しました。
研修会では、がん性疼痛の治療法の講義やワークショップを行いました。