呼吸器内科

禁煙外来

禁煙は、“喫煙病(依存症+喫煙関連疾患)”という全身疾患です。  ND(ニコチン依存症)という病気と、がん、循環器、呼吸器の病気、生活習慣病など、喫煙に関連した病気を同時に発症していたり、その予備軍である可能性もあります。

NDの治療は、“とにもかくにも禁煙”です。「よし、明日からタバコをやめる!」これが計画通りできたら最高ですが、自力での禁煙はなかなか難しいものです。病気なのですから、病院で治療を始めましょう。

喫煙者の多くは、タバコが健康に良くないことは分かっていますが、我慢だけで禁煙してもその半数以上の人が半年以内に喫煙を再開しており、1年後も禁煙を維持しているのは、10%程度であるといわれています。ひとりではなかなか克服できるものではありません。医師やお薬の力を借りて、楽にスマートに禁煙しましょう。

禁煙方法として以下があります。


ニコチンパッチ

皮膚に貼ることでニコチンを補給し離脱症状を緩和。パッチサイズを大から中・小へと小さくしていくことで、無理なくニコチンの量を減らせる。医師の処方せんが必要。

 

◆使い方

 •ニコチンはパッチを貼った部位の皮膚から吸収される。

 •1日1枚使用する。

 •3種類のサイズがあり、医師の指示に基づいて、禁煙開始後、段階的にサイズを小さくしていく。

 

◆副作用

 •発赤、かゆみ等の皮膚症状、ときに不眠。

 

禁煙開始から8週間ニコチンパッチを貼っていただき、その後4週間後外来にて禁煙を確認し、禁煙プログラム終了となります。


内服薬

パレニクリン(商品名:チャンピックス)という内服薬を用い禁煙補助していく方法です。ニコチン依存の形成に関係するニコチン受容体に選択的に作用しタバコの離脱症状、切望感が軽減されます。また、再喫煙した場合などは喫煙時の満足感が抑制されます。ニコチンを含まないのでニコチン置換療法では禁忌となる狭心症、不整脈などのある患者さんに使用できる利点があります。

◆使い方

 •喫煙を続けながら服用を始める。

 •パレニクリン増量とともに8日目からタバコを吸わない生活を開始する。

 •計12週間のプログラムで終了します。

◆副作用

 •頻度の高い副作用として嘔気があります。