緩和ケア科

緩和ケア病棟について

緩和ケア病棟基本方針

1.からだと心の痛みの緩和に努めます。
2.患者さんの意思・価値観・信念を尊重し「その人らしく」過ごせるように支援します。
3.治療方針については、患者さんとご家族も交えてスタッフが十分に話し合いを行った上で決定します。
4.多職種によるチームアプローチを重視し、最善のケアの実現に努めます。
5.他の医療機関との連携を図り、症状が落ち着けば在宅医療への退院支援を積極的に推進します。

緩和ケア病棟理念

患者さん・ご家族の一人ひとりの気持ちを尊重し、その人らしく生きることを支えます。

入退院

入院は、患者さん・ご家族の当緩和ケア病棟に対する理解と納得を確認した上で、入退棟判定会議で倫理的・かつ公正な審査をおこない、入院を決定します。
苦痛症状が緩和され症状が安定した場合、在宅療養または他医療機関への転院を検討します。

対象

抗がん治療の適応がない、あるいは希望しない方でがんに伴う苦痛症状が強い方

緩和ケア病棟で必要な費用

医療費の他にかかる費用として、食費、個室の差額ベッド代(個室のみ 8,640円/1日) 、衣類のリース代などがあります。詳しくは入院費用についてページをご覧ください。

設備

部屋は、個室6部屋、2床部屋1室、4床部屋1室の計12床です。
催し物などを行う談話室、ご家族で使える家族控室、ご家庭の味を作ることのできるミニキッチンなどがあります。詳しくは病棟紹介ページをご覧ください。

緩和ケア病棟で行う治療について

1.苦痛緩和のための治療として、鎮痛薬(医療用麻薬を含む)を代表とする薬剤の使用を中心に行ないます。
2.症状緩和を目的とした放射線治療、輸血や輸液などは十分にスタッフ間で検討し、患者さん・ご家族と相談させていただきます。
3.在宅療養を望まれる場合には、利用できる社会資源・在宅療養のための環境調整を行います。


緩和ケア病棟では行わない治療について

1.下記については行いません。がんの自然経過については見守る立場をとらせていただきます。急変時であっても蘇生術は行いません。入院時に蘇生処置に対する同意を確認 させていただきます。
 ・化学療法などのがんを治すための治療
 ・気管内挿管、気管切開などによる気道確保、人工呼吸器管理
 ・心肺蘇生(心臓マッサージ、電気的除細動、心臓治療薬の投与)
2.代替療法の中で、点滴治療などの医療行為を必要とするもの(例:免疫療法など)は病棟内で行うことができません。


注意事項

・当院は「神奈川県公共的施設における受動喫煙防止条例」で敷地内禁煙が定められています。抵触した場合は過料が科されます。また酸素の設備の関係上火災・爆発などの 危険がありますのでご理解をお願いいたします。守っていただけない場合は退棟していただきます。
・設備の関係上、人工呼吸器、透析を必要とする患者さんは入院できません。
・認知症などによる不完全な意志疎通しか得られない場合、徘徊等の異常行動が著しく、他の患者さんに影響を及ぼすと考えられる患者さんは入院できません。


緩和ケア病棟と一般病棟の違い

1.がんに伴う苦痛緩和に力を注いでいます。
 痛みや呼吸困難など、さまざまな苦痛を和らげる専門病棟です。
2.苦痛を伴う検査や処置を少なくするようにしています。
 点滴や管を入れるなどの処置や検査は、つらい症状を和らげるために必要な最小限のものを行います。医学的 な必要性ばかりを優先するのではなく、患者さんやご家族と相談しながら行います。
3.患者さんがくつろげる環境づくりをしています。
 当緩和ケア病棟には、面会の方とくつろげる談話室、ご家族が利用できる家族控室があります。さらに家庭での味を 楽しめるように自由に使えるキッチン、個室ではご家族が宿泊できるソファーベッドを備えています。ベッドからの移動が難しい患者さんでも、スタッフが協力して、少しでも 日常生活の中での楽しみや、変化を感じられるように工夫しています。


お問い合わせ先

1.当院の通院中の患者さん
 主治医に緩和ケア病棟入院希望の旨をお伝えください。
2.当院を受診したことのない患者さん
 現在の主治医に緩和ケア病棟入院希望の旨をご相談ください。必要な書類は、当ホームページからダウンロードできます。