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自覚症状なく進む腎臓の病気に向き合い、緊急治療にも積極的に対応する

自覚症状なく進む腎臓の病気に向き合い、緊急治療にも積極的に対応する

腎臓内科

花澤 勇一郎

腎臓内科では、主に腎疾患に対する透析や薬物療法などの治療を提供しています。最大の強みは、急激に腎機能が低下した場合の急性血液浄化療法にも積極的に対応していること。
「患者さんが前向きに治療に臨めるような雰囲気を大事にしたい」と話す花澤勇一郎先生に、腎臓内科での診療内容の特徴や信条について伺いました。

腎機能が急低下した人への急性血液浄化療法が強み

腎臓内科では透析室と外来、病棟の3カ所で診療しており、透析室と外来ではかなり性質の異なる病気を扱っています。透析室では腎臓の機能が低下した末期腎不全の患者さんに対し、腎代替療法の1つである透析や薬の調整などを行います。一方、外来では末期腎不全には至っていない慢性腎障害で、薬によるコントロールが可能な患者さんを多く診ています。

腎臓の病気の原因として最も多いのは糖尿病で、糖尿病が悪化すると10~15年という長い時間をかけて腎臓も悪くなっていきます。そうなると生活が困難になり、腎臓の機能を肩代わりするために透析を行う必要性が出てきます。しかし、腎機能が徐々に悪化してきた人なら透析を始めるタイミングが読めますが、急に腎機能に異常をきたして急性腎障害を起こし、救急科にかかる人はそうもいきません。その場合に行うのが急性血液浄化療法で、当院の腎臓内科ではこれに対応できる点を強みとしています。他院ではこの治療が難しいこともありますが、ここでは血液浄化センター長以下、医師が緊急治療に積極的で、力を入れて取り組んでいます。

腎臓内科の専門性を深め、チームで患者さんを支える

私は研修医時代を当院で過ごし、そのままこちらに勤務するようになりました。最初に興味を持ったのは、実は腎臓内科ではなく救急科でした。しかし、救急医の多くは専門の診療科で経験を積み、それぞれ異なるバックグラウンドを持った上で救急搬送された人を診ています。彼らの仕事ぶりを見て私も専門知識の必要性を感じ、救急でよく携わる科で経験を積もうと考えました。当院の腎臓内科は、大学病院のような病床数の多い医療機関と比べても急性血液浄化療法の件数が群を抜いて多い状況にあります。しかもこの分野は今後さらに発展していくのではないか、件数が多いぶん洗練された部分も多いだろうと思い、腎臓内科を選ぶことにしました。

ここでは医師同士の情報共有が活発である点も魅力です。カンファレンスでは毎回、上の医師も含めて各自が意見を出し、治療の方向性を軌道修正しながら日々の診療に臨んでいます。他の病院と比較したわけではありませんが、密な報連相が徹底されていてチーム感が強い職場だと感じています。

腎疾患の診療は地域のクリニックとの連携が必須

患者さんが腎臓内科にかかる経緯として多いのは、健康診断で腎機能の障害が見つかって紹介されるパターンです。といっても、紹介されたすべての患者さんがずっとここに通うわけではなく、軽微な状態ならその方が通いやすいクリニックをご紹介します。透析に関しても同様です。透析を始めることを透析導入と言いますが、相模原地区では透析導入に対応する病院が少ないため、ここで透析導入した後はクリニックで透析を続けていただきます。ただ、透析を行えるクリニックも多くなく、ある程度こちらから提示せざるを得ないので、その点はご了承いただければと思います。また、在宅復帰が難しい場合は転院して透析を行える施設を探しますし、万一透析中に悪化するようなことがあれば再び当院で責任持って診ますのでご安心ください。

なお、さらに悪化した場合は腎移植という選択肢もありますが、腎移植は専門の外科医がいる医療機関でなければ不可能です。当院では患者さんとご相談の上で、北里大学や東京女子医科大学など、大学病院クラスの医療機関へ速やかにご紹介しています。

「ありがとう」の一言で“治療して良かった”と実感

数カ月前の話ですが、地域のクリニックで透析中の患者さんが苦しいと訴え、当院の救急外来を受診されたことがありました。心不全で体の中に水が溜まり、緊急の透析が必要だったのですぐに治療し、その後は転院して治療を続けることになったのですが、その方のご家族から後日感謝のお手紙をいただいたのです。現在は転院先で元気に過ごされていると聞いて安心しました。患者さんやご家族に感謝されることが目的ではありませんが、自分のやったことに意味があったのだと実感できるのは本当に嬉しいことです。

ちなみに、その方は当院で透析導入をした経緯があったのでこちらに運ばれ、大事に至らずに済みました。しかし、急性血液浄化療法は他院では対応できないことが多く、いったん救急当番の病院に運ばれてから当院に転院してくるケースもあります。そのような場合も含め、ここにいらした以上は最善を尽くすべく治療に当たっています。

腎臓の病気は症状がないからこそ健康診断が重要

最近、本人も気づかないうちに腎臓の機能が悪化し、すでに透析が必要な状態で運ばれてくる方がいます。高齢者だけでなく30~50代の方も時々いますし、自分の腎臓が悪いことを一切知らなかった、健康診断を受けていなかったという方もいます。どんな病気にも言えることですが、救急で運ばれると予後はあまり良くありません。特に腎臓の病気は悪化してから対応しても回復しにくいので、早期発見が一番です。

しかし、心臓の病気なら動悸が出たり胸が痛くなったりしますが、腎臓が悪くても自覚することはほとんどありません。救急車で運ばれるほど腎臓の病気が悪化すれば、ほぼ確実に透析が必要になると思ったほうがいいでしょう。そこまで腎臓が悪くなるのは腎臓に水が溜まって呼吸困難になったり、腎臓で排泄できない老廃物が溜まって尿毒症を起こしたりする時で、それは末期腎不全で透析が必要なレベルなのです。でも、健康診断を受けていれば血液や尿の検査で腎臓の状態が分かりますし、そこで引っかかって腎臓内科を受診して早く対処できる人もたくさんいます。腎臓の病気は自覚できないからこそ健康診断を定期的に受け、自分の体がどんな状態にあるかを知ってほしいですね。

シャントが作れない人にも透析の機会を提供したい

透析を始める時は、血管をつなげて「シャント」という特別な血管を作り、そこから透析を行うのが一般的です。ところが高齢化社会を迎えた今、加齢のために血管が細くなってシャントを作るのが難しい、だから透析ができないという人が増えています。この状態を脱却するために、私たちは長期使用が可能な太いカテーテルを首などの静脈に入れて透析を行う方法にも対応しています。この透析用カテーテルを使うのは少々難易度が高いのですが、シャントが作れない人も透析を受けられるように環境を整え、安全に行えるよう研鑽を積んでいます。シャントが作れないなど、透析導入に関してお困りのことがあればぜひ一度腎臓内科にご相談ください。

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