当院は、基幹型臨床研修病院です。当院の研修目標は、地域中核病院の利点を生かして、救急医療を含む基本的診療の出来る医師になることです。基本的診療能力をつけるために、8週間の救急部門以外に、内科(腎、消化器、呼吸器、循環器、および総合内科)、外科(消化器、呼吸器、心臓、脳神経外科)、麻酔科、地域医療を必修科目として設定しました。厚労省の必須および選択必修科目のうち、精神科については、協力型臨床研修病院である北里大学病院での研修を実施し、その他は当院必須科目でクリアしています。36週間の自由選択期間を設定し、救急については東海大学病院が選択可能となっており将来を見据えた研修を希望する研修医のニードにも対応しました。自由選択期間は、当院の必須科を含め、すべての科を選択することが可能です。研修開始後に、プログラム責任者や将来の希望科の責任医師等と相談し、各自にあったコース設定をします。
一例を、下に提示しましたので参考にしてください。
1~4週 | 5~8週 | 9~12週 | 13~16週 | 17~20週 | 21~24週 | 25~28週 | 29~32週 | 33~36週 | 37~40週 | 41~44週 | 45~48週 | 49~52週 | |
1年 | 循 | 呼 | 麻 | 腎 | 外 | 消 | 救 | 選 | 選 | ||||
2年 | 産 | 小 | 総 | 精 | 救 | 地 | 自由選択 |
臨床研修管理委員長 | 相模原協同病院 周産母子センター長 | 釼持 学 |
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プログラム責任者 | 相模原協同病院 周産母子センター長 | 釼持 学 |
内科 | 相模原協同病院 病院長 | 渋谷 明隆 |
相模原協同病院 総合内科部長 | 村田 東 | |
相模原協同病院 循環器センター長 | 杉本 篤彦 | |
相模原協同病院 血液浄化センター長 | 柴原 宏 | |
相模原協同病院 副院長兼消化器内科部長 | 荒木 正雄 | |
糖尿病代謝内分泌内科 医長 | 林 寛仁 | |
相模原協同病院 呼吸器病センター長 | 山本 倫子 | |
外科 | 相模原協同病院 副院長兼消化器病センター長 | 船津 健太郎 |
脳神経外科 | 相模原協同病院 脳卒中センター長 | 池田 俊貴 |
麻酔科 | 相模原協同病院 麻酔科部長 | 戸田 雅也 |
救急科 | 相模原協同病院 救急科部長 | 杉田 真理子 |
小児科 | 相模原協同病院 周産母子センター長 | 釼持 学 |
産婦人科 | 相模原協同病院 産婦人科部長 | 水谷 美貴 |
病理・臨床検査科 | 相模原協同病院 臨床検査科部長 | 風間 暁男 |
放射線科 | 相模原協同病院 放射線科診断部長 | 岡本 英明 |
相模原協同病院 放射線科治療部長 | 岡﨑 篤 | |
心臓外科 | 相模原協同病院 心臓外科部長 | 中島 光貴 |
呼吸器外科 | 相模原協同病院 呼吸器外科部長 | 鈴木 繁紀 |
整形外科 | 相模原協同病院 整形外科部長 | 荒武 正人 |
泌尿器科 | 相模原協同病院 泌尿器科部長 | 黒坂 眞二 |
形成外科 | 相模原協同病院 形成外科部長 | 山田 直人 |
眼科 | 相模原協同病院 眼科副部長 | 殿塚 夕起子 |
緩和ケア科 | 相模原協同病院 緩和ケア科部長 | 橋爪 正明 |
皮膚科 | 相模原協同病院 皮膚科部長 | 千葉 由幸 |
精神科 | 相模原協同病院 精神科医長 | 二宮 友梨子 |
精神科(協力型臨床研修病院) | 北里大学病院 | |
協力型病院 | 聖マリアンナ医科大学病院(内科全般) | |
日本大学医学部付属病院(全科) | ||
東海大学医学部付属病院(救命救急) | ||
伊勢原協同病院(整形外科・産婦人科) | ||
佐渡総合病院(地域医療) | ||
海邦病院(地域医療) |
本プログラムの運営にあたり、各科プログラム指導者は作成したプログラムを研修管理委員会に提出し承認を得る。各プログラム指導者はスタッフおよびプログラム責任者と連絡をとり運営を行う。緊急に解決等を要する場合は臨床研修管理委員会を招集して解決する。
診療科 | 期間 | 診療科 | 期間 |
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内科(呼吸器、消化器、循環器、腎臓内科) | 32週 | 精神科、産婦人科、小児科 | 各4週 |
外科(消外、呼外、心外) | 4週 | 救急 | 8週 |
総合内科 | 4週 | 地域医療 | 4週 |
麻酔科 | 4週 | 選択科 | 36週 |
※外来研修については、総合内科・地域医療で研修予定。
※精神科については北里大学病院で研修予定。
自由選択期間36週内に、院内すべての科から選択可能です。
1年次10名を予定している。
募集方法は公募であり、マッチングに参加する。応募に必要な書類は
選考方法は面接です。
採用試験日程 例年8月、9月に計4回実施。
研修開始時にオリエンテーションを実施し、相模原協同病院の規程ならびに医事法規等の解説、保険診療や麻薬取り扱いについて研修を行う。
研修医の発表の場として年2回開催される農村医学会、相模原協同病院・院内学術集会で発表してもらう。院内の研修セミナーは月1回の相模原地域医療研修会、年2回~4回の各科の研究会・セミナーが開講されており、各科のプログラム参照。
国外・国内の学会・研究会の参加は研修プログラム責任者の認可のもとに出向してよい。尚、学会の手当は年1回、発表での参加の際参加費用が支給される。
研修科目の評価方法はオンライン卒後臨床研修評価システム(PG-EPOC)を導入し、到達目標の有無を判断すると共に指導医の申告並びに自己評価をチェックして研修管理委員会が判断する。
研修管理委員会の最終判定を基に病院長が修了の合否を決定し、修了者に対して、修了証書を発行する。
2年間の研修終了後は当院の内科専門研修プログラム(基幹施設)、外科専門研修プログラム(基幹施設)に進むことができる。