お知らせ

X線骨塩定量検査(デキサ骨密度測定装置)を新規導入し、8月21日より検査を開始いたします。

当院では平成29年8月21日より、X線骨塩定量装置(デキサ骨密度測定装置)を新規に導入し、検査を開始いたしました。


どのような検査ですか?
X線骨塩定量装置(以下、デキサ)はごく微量のエネルギーの異なる2つのX線をからだの一部にあて、骨とその周囲の組織のX線吸収差から骨の主成分であるカルシウムなどのミネラル量(骨密度)を高精度で測定します。骨密度検査は主に骨粗しょう症の診断や経過観察、薬物治療の効果判定などのために行われます。
DEXA法は主に「背骨(腰椎)」と「脚の付け根(大腿骨近位部)」を測定しますが、「前腕骨(うで)」や「全身」も測定できます。


本検査機器の特徴
《1部位30秒の高速スキャン》
「背骨」、「脚の付け根」それぞれおよそ30秒で測定が可能です。
姿勢の長時間保持に不安がある方も安心して検査が受けられます。

《ワンスキャン機能》
「背骨」と「脚の付け根」の骨密度を、姿勢を変えずに連続して測定できます。
これにより検査時間のさらなる短縮を実現します。

《高感度低被ばく》
PET検査でも使用される高感度のX線検出器を搭載し、胸部レントゲン撮影の
わずか1/6程度の低線量高精度スキャニングを可能にします。


骨密度検査について
骨密度検査にはデキサ(DEXA法)のほかにレントゲン撮影(MD法)、超音波検査(QUS法)などがあります。
MD法は手と階段状に成型したアルミニウムを並べて撮影し、写真濃度を比べて骨密度を調べます。簡便ですが、感度(精度)が低く、さらには手の骨の性状も考慮すると、診断や治療効果の判定には不向きとなります。
QUS法は「かかと」に超音波をあてて骨密度を測定します。精度の高い機器はありますが、「かかと」はデキサで測定する「背骨」や「脚の付け根」に比べると治療薬の効果が出にくい(変化率が低い)ため、薬剤によっては治療効果の追跡には不向きな場合があります。ただ、装置はコンパクトで被ばくもなく手軽に測定ができるため、クリニックや検診(スクリーニング)、妊婦さんのための測定機器として広く使用されています。


デキサを選択する理由
骨粗しょう症の薬はとくに「背骨」の骨密度を上げて丈夫にするものが多いため、「背骨」は薬の効果を確認しやすい骨といえます。「背骨」の骨密度が測定できるのはデキサのみという点がひとつ挙げられます。
近年も「脚の付け根」骨折が増え続けています。「脚の付け根」を骨折するとこれまでのように元気に歩くことができなくなるため、杖が手放せなくなったり、活動範囲が急に狭くなったりしています。中には寝たきりになってしまう方もいらっしゃします。それだけ重要、すなわち、いちばん骨折をしてはいけない骨であるといえます。ならば直接観察すべきということになり、デキサは唯一、「脚の付け根」の骨密度を測定できる機器という点も理由のひとつとなっています。
そのような状況から、「原発性骨粗しょう症の診断と治療ガイドライン」では『デキサによって「背骨」と「脚の付け根」の両方を測定することが望ましい』と記されています。


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 検査機器の紹介(はじめに)こちら
 デキサ骨密度測定検査概要こちら