小児科

小児アレルギー外来

はじめて受診される方へ

受診希望の方は、午前中一般外来の受付時間内(平日8:00~11:30/土曜8:00~11:00)にご受診ください。
受診の際には過去の検査結果(アレルギー検査結果等)をお持ちいただけると参考になりますのでご持参ください。



【注意点】
※予約制ではございません。お電話等でのご予約は承っておりませんので予めご了承ください。

※アレルギー外来担当医が学会などで不在になることがありますので、紹介状の有無にかかわらず電話でご連絡いただき、休診等をご確認の上、受診されることをお勧めします。
場合によっては他の担当医の診察または再度受診をお願いすることもありますのでご了承ください。

※他の医療機関からの紹介状をお持ちでない初診患者さんは、初診料とは別に初診時保険外併用療養費をご負担いただいております。現在は5,400円(税込)をご負担いただいています。
(平成30年度診療報酬改定に伴い、平成30年9月1日より改定となりました。)
初診時保険外併用療養費について、詳しくはこちらをご覧ください。

 

ご不明な点は遠慮なく小児科外来までご連絡ください。

 

代表042-772-4291 小児科外来とお申し付けください。


小児アレルギーエデュケーターの資格を有する看護師が在籍しております。

小児アレルギーエデュケーターとは・・・
日本小児臨床アレルギー学会(JSPCA)認定の資格で、アレルギー専門医のもと小児アレルギー疾患に関する知識や技術を習得したメディカルスタッフです。アレルギー疾患は長期治療・管理が必要なため、患者さんおよびご家族に対し適切なセルフケアについて具体的に説明し、家庭環境に合わせたフォローしていきます。

概要

当院では小児のアレルギー疾患全般に対応し、日本アレルギー学会、日本小児アレルギー学会等が発行している各アレルギー疾患のガイドラインに沿った治療を地域の医療機関の先生方と協力して進め、アレルゲンを正確に診断し、その対策や症状を確実にコントロールすることに重点を置いております。
食物アレルギーでアナフィラキシーを起こすこどもへの対応や園・学校での受け入れで苦慮している、難治のアトピー性皮膚炎で治療が難渋している、しばしば喘息発作を起こしていても治療が継続できないなど、一般診療では対応しづらい場合でも積極的に対応していきます。


主な疾患や治療内容

主な疾患や治療内容は次の通りです。


食物アレルギー

食物アレルギーは血液検査や皮膚テストだけでは正しく診断することはできません。その検査が陽性でも必ずしも症状が出ることはありません。また陰性であってもごく稀に症状が出る場合があるため、検査結果のみでは不必要な除去を続けてしまう可能性があります。食物アレルギーの基本は正しい診断に基づく必要最小限の除去、早期の除去解除にむけて食物経口負荷試験による耐性の確認、誤食などによっておこるアナフィラキシーを起こしたときの対応です

原因食物の除去が必要な場合でも、少しずつ食べながら除去を解除していく治療方法(経口免疫療法)も選択することも可能ですが、現時点では一般診療レベルではなく研究段階であるため当院では行っておりません。また合併症や長期予後は不明であり、今後の研究の成果が期待されます。


気管支喘息

小児喘息の治療は10数年前とは大きく治療が変化してきました。また治療ガイドラインが普及し、吸入ステロイド薬を積極的に使用するようになってきました。さらに乳幼児の喘息を早期診断・早期治療し重症化を予防することが重要です。

小児気管支喘息治療・管理ガイドライン(日本小児アレルギー学会作成)に基づいた指導(環境整備指導等)を重視し、生活の質(QOL)の向上を目指し、運動を含めて普通の生活を送れることを目標にして治療を行います。


アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎の治療の原則は、湿疹の原因をなくし、スキンケアを徹底して保湿剤とともにステロイド外用剤を使用して皮膚の炎症を抑えることです。またステロイドホルモンは体内で毎日産生されているホルモンであり、適切な外用剤の使用(フィンガーチップユニット(FTU)、プロアクティブ療法を基本としています。)ではまず副作用は起こりません。そして、最終的な目標はステロイド外用剤を使わない状態を保つ事です。最近の報告では、乳児期早期の湿疹のコントロールが良好であれば、将来のアレルギー疾患の進展(食物アレルギーや気管支喘息など)を予防できるのではないかと注目されています。

重要なことはスキンケアを上手にすること、良い皮膚の状態を維持するための予防的な軟膏治療を身につけていくことであり、専門の看護師(小児アレルギーエデュケーター)によるスキンケア指導を行いながら治療を進めていきます。


アレルギー性鼻炎・結膜炎

アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎は、小児喘息、アトピー性皮膚炎に合併することの多いアレルギー疾患で、発症年齢が低年齢化をしてきています。その対策には原因となるアレルゲン検索が重要であり、多くはハウスダスト(チリダニ)、花粉(スギ、ヒノキ、カモガヤ、ブタクサ、ハンノキなど)、ペットの毛 (ネコ、イヌ、モルモットなど)です。

原因となるアレルゲンの検査や副鼻腔炎などの合併を検索し、原因を避ける生活指導(鼻かみや鼻洗など)、内服薬(抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬)、点鼻薬(ステロイド点鼻薬)、舌下免疫療法(スギ、ダニ)などを行います。難治性であれば耳鼻科にて手術することもあります。


食物依存性運動誘発アナフィラキシー

食物依存性運動誘発アナフィラキシーは、小学校高学年から中高生に多く起こる食物アレルギーの特殊なタイプで6000人に1人の割合とされております。原因となる食物を食べただけでは、症状は出ませんが、食事後に運動をするとじんましん、呼吸困難、アナフィラキシーが起こります。内服薬の服用と食物を摂取した後、運動で症状が出現することもあります。
原因となる食物の検査と症状が出たときの対処方法について考えていきます。