臨床工学技士は、人の呼吸・循環・代謝といったような生命の維持につながる機能を補助または代行する装置、すなわち「生命維持管理装置」の操作および保守管理を主な業務としています。当院での生命維持管理装置の具体例をあげますと人工呼吸器、人工心肺装置、補助循環装置、急性血液浄化装置、人工透析装置などがあります。
当院の臨床工学技士は呼吸・循環・代謝に合わせた部門になっており、血液浄化部門専任5名+ローテータ、ME機器管理部門3名+ローテータ、手術室・循環器部門6名+ローテータの計24名体制です。平均年齢は29歳と若く、特徴として女性が多いです。装置の操作や管理以外にも教育業務にも力を入れており、年間40回以上、いろいろなテーマで勉強会を開催します。また臨床工学技士養成校の実習生も受け入れております。
臨床工学室は自分達の操作する装置はもちろんのこと、院内にあるさまざまな医療機器すべてに対し「安全で清潔なME機器を提供する」ということを目標に業務にあたっています。
「安全且つ清潔に整備されたME機器の提供」「生命維持装置の操作技術の向上に努める」を目標に専門性を高め(各認定士の取得)各学会、勉強会などにも積極的に参加し、新しい知識・技術を学び、質の高い安全な医療の提供を心がけています。
従来は全員が何でもできるジェネラリスト育成方式でありましたが、業務領域の増加により2008年から2部門(細部には3担当)体制をとり、スペシャリストとジェネラリストの融合方式で行っています。階層により専任者とローテーション者を配置する方式です。将来的には3~4部門を考えています。(臨床工学技士である以上色々な業務を体験したいという個人の考えと、患者さん側に立った専門者に治療してもらいたいという考えの融合です。若い技士はローテーションで色々な業務を経験し、上級技士になったら専門性を目指すという考えです。臨床工学の先端病院は既にこの体制であり、総合病院では将来一般的になると思います。)
臨床工学室では「患者さん=自分・家族」と考えよ!が基本理念です。
もし、自分の「家族・恋人」が入院したら・・・
と、いろいろ上げたらきりがないですが、上記のように考えると自ずと答えがでるものです。また、大きな当部署の特徴の一つですが、平均年齢が非常に若い集団であります。しかし、志は負けていません。常に基本理念の「患者さん=自分・家族であることを忘れない」。「自分の持っている力は100%出し切る」ことで、相模原協同病院の高いレベルに負けないよう日々努力しています。
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