調べる
close

外来受付時間

月~土 8:00~11:00

※診療科によって受付時間は異なります。詳しくはこちらからご確認ください。

休診日

日曜祝日、第3土曜日
年末年始(12月30日~1月3日)

面会時間

面会可能時間 13:00~17:30(最終受付は17:15まで) 
※面会の条件があります。詳しくはこちらからご確認ください。

代表電話

042-761-6020

行き方を調べる( googlemapに移動します )

〒252-5188 神奈川県相模原市緑区橋本台4丁目3-1

診療に関して調べる

ホームページ内を調べる

放射線室(概要)

一般撮影(レントゲン撮影)

当院では、5台の装置を使用し、依頼に応じて胸腹部、骨撮影など全身の様々な部位を撮影します。撮影部位に金属やボタンなどの障害物がある場合は、外していただいたり、着替えをお願いする場合があります。ご協力のほどお願いいたします。


入院患者さんなどで、撮影室への移動が困難な方には、移動式のポータブルX線装置により、病室で撮影することもできます。デジタル処理システムの導入により、被ばく低減に努め、最適な画像を作成、提供しています。

また、新病院となり歯科口腔外科領域に関しても最新機種を導入しました。

乳房撮影(マンモグラフィ)

マンモグラフィとは、乳房専用のX線撮影のことです。乳房を複数の方向から板で圧迫し、薄く伸ばした状態で撮影をします。
乳房を薄く伸ばすことで乳腺が広がり、乳房内の微小石灰化や腫瘤影、乳腺組織構造を描出する検査です。

当院では、患者さんの不安を和らげるために、撮影には女性技師が担当しています。X線検査では、少なからず被ばくを伴います。しかし装置の改良により、マンモグラフィの被ばく量は極めて少なくなっており、ほとんど問題はありません。不安な方は、遠慮なく診察医師や撮影を担当する診療放射線技師にお尋ねください。

骨塩定量検査(DEXA法)

この検査装置は平成29年8月に新規に導入されました。この検査では骨粗しょう症の診断や経過観察では欠かせない骨密度を測定します。骨密度を測定する検査はいくつかありますが、DEXA(デキサ)法と呼ばれる方法で背骨と脚の付け根の2か所を測定することが最も望ましいとされています。その理由は治療薬の効果が最も確認しやすい方法であること、背骨と脚の付け根の骨の骨折を予防することは生活の質を高く維持する上でとても重要であり、これらの骨の状態を直接知ることができるからです。X線を使用しますが、その量はごく少量で安全に検査を行うことができます。また、スキャン時間も1か所30秒程度と、ひと昔前に比べ大変短くなりました。
測定範囲に金属が入っていたり、直前にバリウム検査や造影CT検査などを行っている場合、検査部位や検査日の変更をお願いする場合があります。ご不明な点がありましたら担当の診療放射線技師までお尋ねください。

X線透視検査

当院では、X線透視検査においてFPD(フラットパネルディテクタ)装置を導入しており、消化管造影(胃透視や注腸)、特殊手技検査(ERCP、イレウス管挿入、ミエログラフィ〔脊髄腔造影〕)、といった検査をはじめ、皮下埋没型中心静脈ポート挿入といった手術等でも使用され、多目的な用途に用いられています。

CT検査

当院では多列型CT装置(MDCT)が4台稼働しており、検査時間の短縮と、緊急を要する検査や高度な検査にも対応可能となっております。


新病院移転時に新規導入した256列CT装置は、大幅に撮影スピードが向上し、患者さんの体動、息止め時間の短縮、及び低被ばく撮影を実現しております。また、最新の画像解析装置も増設し、心臓の冠動脈解析や大腸の仮想内視鏡画像、手術前のシミュレーションなどの様々な3次元再構成処理を行い、より診断価値の高い検査を実現しております。

もう1台のCT装置も、新しい装置に更新されました。

4台体制となり、救急・夜間においても多種多様な依頼にも対応できる体制が整っております。
また当院では、地域の開業医の先生方からの依頼も速やかに対応し、画像データを添えた報告書を迅速に提供しております。

MRI検査

MRI検査は、磁石の力を利用して検査しているので、X線を利用する一般撮影やCT検査のように被ばくすることはありません。最新の高磁場装置を2台保有(3.0T ・ 1.5T)しており、脳、脊椎、四肢の関節、下腹部の検査を得意としています。
当院では急性期の脳疾患や、脊髄損傷などの急患撮影を24時間対応しております。
他の検査に比べると検査時間が長い検査ということと、原則的に金属を検査室に持ち込むことができないという欠点があります。ペースメーカーなどの体内金属を装着されている患者さんは、事前に医師にお申し出ください。

血管撮影検査

血管撮影とは、カテーテルを動脈や静脈に挿入し、目的の部位で造影剤を流して撮影をする検査です。 近年ではさまざまな手技が発展し、診断だけではなく、血管造影手技を応用して、血管性病変、腫瘍などの治療を行うIVR(Interventional Radiology)が主流になっています。

当院では3台の装置が導入されており、主に経皮的冠動脈形成術(PCI)ペースメーカー植え込み術、肝動脈塞栓術、脳血管内手術等が行われています。
夜間にも心筋梗塞等緊急を要する治療にも対応しております。


また手術室には国内でも少ないHybrid装置(Ope・Angio)も導入し手術をしながら血管撮影ができる部屋として稼働しております。各装置共FPD(フラットパネルディテクタ)システムを搭載しており、低被ばくで鮮鋭な画像を提供しています。
血管撮影室では医師、看護師、技師が連携し、患者さんが安心して検査や治療を受けられるよう努めています。

放射線治療

 放射線治療はおもにがんの治療を目的として放射線を直接がん細胞に照射する治療法です。当院ではリニアックと呼ばれる放射線治療装置を用いてからだの外から放射線を照射する外部照射を行っています。

 放射線治療は手術や化学療法と並んでがんの3大治療法のひとつとして重要な役割を担っています。がんの完治を目指す「根治照射」のほか、がんによる痛みや症状を緩和する「緩和照射」、がんの再発を予防するための照射など、状況に応じてその目的はさまざまです。


 放射線治療のメリットは、からだへの負担が少なく、切除することなく機能や形態を維持できること、手術が難しい部位であったり、高齢のため手術の適応とならないがん治療などにも有効であるほか、他の療法との併用により効果を高めるために選択される治療法でもあります。また、放射線を当てることでの痛みはまったくありません。



 一方で注意すべき点もあり、放射線治療には副作用として疲労感や食欲不振 、皮膚の炎症などのほか、照射する部位によって特有の副作用が起こる可能性があります。ただ、これらの副作用の多くは症状を和らげる対処法があり、治療を受ける前には医師・看護師から丁寧に説明をさせていただきます。



 当院で使用するリニアックは高精度放射線治療に特化した最新鋭のシステムです。加えて大きな開口部と静音低床設計により高い安全性と快適性を実現し、迅速で高精度な治療と患者さんにやさしい治療を両立します。



 当院ではリニアックの特長を活かし、種々の高精度放射線治療を実施しており、これらの組み合わせにより全身各部位のがん治療に対応いたします。

  • 定位放射線治療(SRT/SBRT)
    少数回の照射で、がんの位置を正確に特定し、強い放射線をピンポイントで当てる治療です。主に小さながんに用いられ、周囲の正常な組織への影響を最小限に抑えられます。
  • 強度変調放射線治療(IMRT/VMAT)
    放射線の強さや方向を細かく調整し、がんの形に合わせて照射する治療です。主に複雑な形や位置にあるがんに適し、正常な組織を避けつつ、がん全体にしっかりと照射できます。
  • 画像誘導放射線治療(IGRT)
    治療の直前に簡易的なCT撮影を行い、日々の位置ずれを0.1mm単位で測定、修正してから照射を行う技術です。これにより照射精度が飛躍的に向上することで治療効果が向上し、同時にからだへの負荷(副作用)を抑制することができます。当院ではすべての照射前に実施しております。


 そのほか、左乳がんに対する乳房温存術後照射において、遅発性副作用として心配される心疾患(心筋梗塞など)の発症を抑えるため、深吸気息止め照射(DIBH)を実施しております。



 放射線治療は 放射線治療医・看護師・診療放射線技師など各分野の専門職で構成されたチームで行われます。患者さんの抱える不安や悩みをチーム全体で共有し、 ひとつずつ解決しながら最後までサポートしていきます。



トップ戻る